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2023.03.08

和菓子は大きく3種類!それぞれの定義や、茶道での分け方も解説

日本が誇る伝統文化のひとつ「和菓子」。
その見た目の美しさや優しい味わいで、日常のおやつのみならず、弔事・慶事の贈り物や、お茶の席のお茶請けとしても親しまれています。

お馴染みのものから聞き馴染みのないものまで様々な種類がある和菓子ですが、実は大きく3種類に分けることができるのをご存じでしょうか。茶道の世界では、また少し異なる分け方をしているそうです。

今回は、和菓子の分類とその定義、北海道のお菓子屋・もりもと自慢の和菓子もご紹介させていただきます!

そもそも「和菓子」とは?洋菓子と何が違う?

和菓子とは、日本の伝統的なお菓子のこと。

季節の花や動物などをモチーフとしたもの、季節の旬の食材を使用したものなどがあり、和菓子を通して日本の四季を感じることができます。
色鮮やかなデザインや、職人がひとつひとつ手作業で生み出す美しい細工を特徴とするものもあり、日本のみならず海外の方にも人気です。

洋菓子との違いはいくつかありますが、主な違いは使われている「原材料」。
洋菓子が、小麦粉・卵・バターといった動物性の原材料が多く使われているのに対し、和菓子は水・米・豆など植物性の原材料が主に使われています。
また和菓子は、職人が一つ一つ手作業で形作るため、洋菓子に比べ、手で作れる小さめのサイズが多いのも特徴です。

和菓子の種類は大きく分けて3つ

長い年月を経て、日本各地の特色を組み込みながら育まれてきた和菓子の文化。
どら焼きやまんじゅう、最中やせんべいなど、その数は100種類以上にも及びます。
そんな和菓子ですが、含まれる水分量によって、大きく「生菓子」「半生菓子」「干菓子(ひがし)」の3種類に分けることができます。

1)生菓子

含まれる水分量が「30%以上」のお菓子は、「生菓子」に分類されます。
水分量が多いためあまり日持ちがせず、短いもので当日中の消費期限が設定されています。
生菓子は、技法や材料によって、さらに以下のような種類に分けられます。

・餅物 →もち米や餅粉を使って作る柔らかなお菓子。大福やおはぎなど
・蒸し物→せいろで蒸して作るお菓子。蒸しまんじゅうやわらび餅など
・焼き物→平なべやオーブンで焼くお菓子。どら焼きやカステラなど
・流し物→寒天やゼラチンを型に流して作るお菓子。水羊羹やところてんなど
・練り物→餡に餅粉などを加え練って作るお菓子。練り切りや求肥など

2)半生菓子

含まれる水分量が「10%~30%」のお菓子は、「半生菓子」に分類されます。
生菓子よりも日持ちが長いため、お手土産としてのご利用もおすすめです。
半生菓子は、技法や材料によって、さらに以下のような種類に分けられます。

・あん物→砂糖や水飴の特性を生かし、保存性を高めたお菓子。ぜんざいや石衣など
・おか物→異なる素材を火を使わずに組み合わせるお菓子。最中や生八つ橋など
・焼き物→平なべやオーブンで焼くお菓子。桃山や草紙など
・流し物→寒天やゼラチンを型に流して作るお菓子。羊羹や寒氷など
・練り物→餡に餅粉などを加え練って作るお菓子。きびだんごやゆべしなど

3)干菓子

含まれる水分量が「10%以下」のお菓子は、「干菓子」に分類されます。
3種類の中で最も水分量が少なく日持ちが長いため、保管のしやすさが特徴です。
干菓子は、技法や材料によって、さらに以下のような種類に分けられます。

・打ち物→粉に砂糖を加え、木型に打ち込んで成型したお菓子。落雁や懐中しるこなど
・押し物→粉に砂糖や練り餡を加え、型に入れて押し固めたお菓子。村雨や塩窯など
・掛け物→砂糖液をかけたり漬けたりして作るお菓子。おこしやあられなど
・焼き物→平なべやオーブンで焼くお菓子。せんべいやけんぴなど
・あめ物→煮詰めた砂糖や水あめを使ったお菓子。金平糖や飴玉など

他にも、かりんとうのように揚げて作る「揚げ物」、あんみつなどの「生菓子の掛け物」など様々な種類があります。

また、上記の3種類の分類は「水分量」によって決まるため、お菓子の「名称」で一概に分類分けすることができないので注意が必要です。

例えば、水分量の多い求肥は「生菓子の練り物」に分類されますが、水分量が少ない場合は「半生菓子の練り物」となります。
やわらかく仕上げた羊羹は「生菓子の流し物」に分類されますが、しっかり練った羊羹は「半生菓子の流し物」となります。

正確な分類分けをしたい場合は、そのお菓子の水分量をチェックして判断してくださいね。

茶道の和菓子は2種類に分ける

和菓子に合う飲み物といえば、やっぱりお茶ですよね。
和菓子は、茶道のお茶請けとしてもよく親しまれています。
茶道の世界では、和菓子は「主菓子(おもがし)」「干菓子」の2種類に分けられています。

1)主菓子

「主菓子」とは、前述の生菓子や半生菓子のこと。

その中でも、四季の移ろいや花鳥風月を表現した最も格式高い主菓子のことを「上生菓子」といいます。
「練り切り」などは、茶道で特に使われることの多い上生菓子です。
また、大福など、作られた当日中に食べなければいけない主菓子は「朝生菓子」と呼ばれています。

主菓子は、通常の2倍量の抹茶が入った「濃茶」と合わせて出されるのが基本です。

2)干菓子

「干菓子」は、前述の干菓子と同様、水分量が少ない和菓子のこと。
茶道の干菓子には明確な水分量の基準がないため、寒氷やすあまなどの一部半生菓子も干菓子に含まれます。

干菓子には、一般的にイメージされる抹茶である「薄茶」を合わせます。

もりもと自慢の和菓子をご紹介

北海道のお菓子屋・もりもとでは、幅広い種類の和菓子をお取り揃えしています。
直営店舗は北海道にしかございませんが、オンラインショップでも一部商品を販売中です!

どら焼き

くちどけの良さを追求したふっくら焼き色鮮やかな皮で、風味豊かな北海道産豆の粒餡をはさんだ、2種のどら焼きの詰合せ。
北海道のエリモ小豆を使った、豆本来の香りや旨みを活かした「小豆」。
そして、北海道の大手亡豆を使用した、優しい甘みと風味が感じられる「白まめ」の2種類をセットにしてお届けします。

北海道の豆えらびどら焼き

5つの豆の味わいがお楽しみいただけるどら焼きの詰合せ。
「北海道の食材をおいしく食べてもらえる機会をもっと増やしたい」という想いから、ホクレン農業協同組合連合会ともりもとが協力して作り上げました。
5種類それぞれの「豆の粒の食感」を残した餡で、「豆の存在感」を存分に楽しむことができます。

くるみ餅

焙煎したくるみの味と香りが楽しめる、もりもとの和菓子職人自慢の餅物。
くるみの豊かな風味と、醤油の旨味、きな粉の香りが三位一体となって、後引く味わいに仕上がりました。
お餅のもっちりやわらかな食感と、くるみのやさしい甘さをぜひお楽しみください。

もりもとかすていら

ふんわり食感と、しっとり口どけ。たまごの香りがふわっと広がる本格的なカステラです。
カステラのおいしさを突き詰めた〈五三〉と、伊勢抹茶の優雅な香りを楽しめる〈抹茶〉の2種類をご用意しています。
職人がじっくりと時間をかけて仕上げた贅沢な美味しさのカステラを、ぜひお楽しみください。

季節の上和生菓子

通常販売している和菓子の他、もりもとでは季節のイベントに応じて、こだわりの上和生菓子を販売しております。

ひとつひとつの名や形に息づく大切な意味を噛みしめて作られたお正月の「特選上和生詰め合せ」や、チャーミングなお雛様やぼんぼりがひなまつりを盛り上げる「森の仲間と雛まつり」など、お祝いの場を彩る、職人こだわりの上和生菓子です。

和菓子の種類を知って、おやつの時間をより奥深く

今回ご紹介した以外にも、和菓子にはまだまだ多くの種類があります。
いつも食べている和菓子がどのように作られ、どの分類に属しているのかを知ると、おやつの時間がより奥深いものになるかもしれません。

北海道のお菓子屋・もりもとでは、和菓子職人がこだわって作った和菓子を数多く販売しています。
通常販売している和菓子以外にも、イベント時の上生菓子などの季節限定和菓子も随時展開していますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

※上記掲載情報は、2023年6月8日(木)時点のものとなります。
価格や商品名などの掲載情報は変更となる場合がございます。予めご了承くださいませ。