地域への取り組み
北海道と共に生きる
2023.08.16
「いちご」を通じた苫東ファーム様・JALスカイ札幌様ともりもとの繋がり
苫東ファーム様との繋がり
北海道苫小牧市にある苫東ファーム様。全国的にも例を見ない大規模収穫型の巨大ファームを持ち、北海道の冷涼な気候を活かし最高品質のいちごを1年通して収穫・供給を実現しています。
また季節により多品種のいちごを生産することができるのも強みのひとつ。
もりもとでは、苫東ファーム様が設立された2014年より、スイーツに欠かせないいちごをご提供いただいています。
2021年 いちごの収穫支援がスタート
北海道は夏でも冷涼な気候のため、夏いちごの栽培が大きな注目を集めていました。
しかし、2021年の夏は100年に一度とも言われる猛暑に見舞われ、暑さに弱いいちごとミツバチが打撃を受け夏いちごの生育に大きな影響を与える異常事態となりました。
夏いちごの生産量は減ってしまいましたが、冬が収穫時期となる品種の冬いちごに影響はなくようやく例年どおり収穫できる見込みでした。
しかし、需要が大きくいちご収穫の繁忙期を迎える師走は人の確保が難しく、慢性的な収穫の人手不足が課題となっております。
夏にお届けすることができなかった北海道産いちごをお客様へお届けしたいという想いから、2021年よりいちごの収穫支援がスタートいたしました。
「『北海道』の想いをのせて」を事業コンセプトに掲げるJALスカイ札幌様にて、もりもとの6次産業創出の取り組みに共感いただき、共同支援として実施することで地域連携事業として取り組んでいます。
【2021年】共同収穫の様子
2021年12月の収穫の様子です。2日間にかけて収穫のご支援をさせていただきました。
収穫した品種は「とちおとめ」「すずあかね」で、2日間合わせて約20kgのいちごを収穫しました。
収穫のほかにも、いちごの実にしっかり栄養が届くように枯れた葉や「ランナー」と呼ばれる長い茎を取り除く手入れ作業もお手伝い。
「実がなるまでの手入れを丁寧に行うことでより美味しいいちごがなるため、実は収穫よりも手入れの方が大変」と生産者様に教えていただきました。
収穫したいちごを使用した特別なケーキを販売
2021年12月に3日間限定で、収穫したばかりの北海道いちごを使った「苺の王様ショート」を店舗限定で販売いたしました。
ケーキのトップ・サンド部分に収穫したいちごを使用。トップに飾れない規格外いちごをサンド用に使用し、食品ロスにならないよう工夫いたしました。
【2022年】共同収穫の様子
2022年1月にも2日間にかけてJALスカイ札幌の皆様といちごの共同収穫を行い、2日間で34kgのいちごを収穫しました。いちごは体温に弱いため、形の良いいちごを収穫するために素早く優しく収穫しています。
収穫したいちごを使用したスイーツを共同販売
千歳本店・新千歳空港店にてJALスカイ札幌の皆様と「至福のいちご大福ゆめ」の共同販売を行いました。(※画像は新千歳空港店の様子です)
「至福のいちご大福ゆめ」には共同収穫した冬いちご「よつぼし」を使用。大変ご好評をいただき完売となりました。
【2023年】共同収穫の様子
2023年4月にも苫東ファーム様にてJALスカイ札幌の皆様といちごの共同収穫と剪定(せんてい)を行いました。収穫したいちごは全部で約29kgでした。
千歳本店・新千歳空港店にて共同販売を実施
2023年ゴールデンウィークの2日間、JALスカイ札幌の皆様と千歳本店・新千歳空港店にて北海道いちごを使用したスイーツの共同販売を行いました。
足を止め、北海道いちごに興味を持ってくださるお客様が多くいらっしゃいました。
2023年は4~5月にいちごの需要拡大の取り組みを実施
いちごの需要が高まるクリスマス時期。
実は収穫量の多い4~5月はいちごの需要が少ないことが課題となっていました。
そこで2023年は、収穫量は多いが需要の少ない4~5月に、北海道いちごの需要拡大に向けて「産地直送!北海道いちごフェア」を開催。
北海道産いちごを使用した和・洋スイーツを数多く展開し、大変好評いただきました。
持続可能な取り組みとして継続
もりもとは、このような苫東ファーム様・JALスカイ札幌様との取り組みを持続可能なものとし今後も継続して北海道いちごの認知拡大を目指してまいります。