きらきら輝くその姿は、まるで“宝石”のよう
「ハスカップ」とは、北海道に古くから自生している希少な特産果実のこと。
アイヌ語の「ハシカプ=枝の上にたくさんなるもの」が、名前の由来です。
毎年7月頃になると、酸味の強い青紫色の小さい果実をふたつ一組で実らせます。
ふたつの花が寄り添うように咲く様子から付いた花言葉は「愛の契り」。
一年に一度、七夕の日にのみ会うことができる織姫と彦星の境遇と重ね、七夕の7月7日に「ハスカップの日」が記念日として制定されています。
ハスカップの実は皮が薄く、水分をたっぷり含むため、非常に柔らかくて繊細です。
少しの刺激でも傷ついてしまうほどデリケートな果実であるため、機械での収穫ができず、手摘みされています。
その地域で「出目さん」と呼ばれる方々に声をかけ、人手をかけて収穫作業が行われます。
実が潰れないよう、一粒一粒丁寧に。
小さく、繊細で、きらきら輝くその姿は、まるで“宝石”のようです。