北海道の新十津川町という場所で生まれ育ち、小さい頃からもりもとのお菓子を食べていて、とても馴染みがあったんです。
もりもとに入社を決めたのは、北海道が好きだからというのはもちろんですが、北海道の素材をとても大切にしていることを知ったから。
お菓子が大好きで「絶対にお菓子に関わる仕事に就く」と決めていたので、内定をもらったときは嬉しかったです。

和菓子課に配属になると聞いてはいたのですが、まさか和菓子の要である餡を作る部署だとは知らず、とても驚いたのを覚えています。初めは先輩が作っている様子を見て学び、徐々に実際の製造作業を先輩と一緒に行い、最終的に夏ごろにはこし餡、粒餡、白餡などさまざまな餡を作れるようになりました。
今年はもりもとで毎年販売している、生産者様との想いが詰まった「どら焼きヌーボー」という特別な商品の餡作りを担当させてもらえました。

餡作りに携わるようになって、自分が作った餡が入った和菓子が店頭に並んでいるのを見ると、「自分が作ったものがこうやってお客様の元に届くんだ」ととてもやりがいを感じます。一からお菓子を生み出せる、ということは他部署ではなかなか感じることのできない、製造部署ならではのやりがいなのではないかと思います。

餡を作る工程は複雑で、実は一度大きな失敗をしてしまいました。
餡を仕上げるのに時間間隔がとても大切なのですが、他の作業をしていて10分遅くなってしまい、餡が固くなりとてもお客様へお出しできる状態ではなくなってしまいました。
そんなとき、失敗を失敗で終わらせるだけではなく、「失敗を経て次どうすればいいか」を上司や先輩が一緒に考えてくれました。自分の考えや意見を待ってくれて、しっかり聞いてくれるので、何事も恐れずに挑戦することができていると感じます。それも一緒に働く上司や先輩のサポートのおかげです。

散歩が好きで、休日は千歳の散策をするのが気分転換にもなり楽しいです。製造部は水曜・日曜がお休みのことが多いので、平日は空いていて外出しやすいのもメリットが多いなと感じます。

今は和菓子課で餡を作ることが楽しいと感じていますが、ゼリーや上和生菓子、接客などさまざまな業務に挑戦したいと思っています。実は、数日前まで店舗に販売員として応援にも行っていたんですよ(笑)製造の背景を実際に店頭に立ってお客様に直接伝えることで、お客様との会話も生まれもりもとのファンになってくれると嬉しいですよね。
それぞれの部門でさまざまなことを吸収し、どんな場所でも活躍できる人を目指したいです。

就活中の皆さんには、自分のやりたいことを貫く「芯」を持ち、面接でも好きなことややりたいことをはっきり伝えてほしいと思います。